一間間グリッドの、
2つの基本ルール。
一間間(いっけんま)グリッドとは、1間(約1.818m)間隔に縦横に線を引いたマス目のこと。
一間間グリッド設計法は、この一間間隔の格子状のマス目に沿って間取りしていく、柱をグリッドの交点に建てる設 計法です。
その一
一間間グリッドの交点に、柱を建てる。
その二
窓がこようが壁がこようが、その柱を動かしてはいけない。

設計の基本となる、
5つのステップ。
その一 ボリューム出し
これからどのくらいのボリュームのものをデザインしていくのか把握する段階。これを直感的かつ瞬発的にイメージできるようになるためには寸法感覚を磨くことが必要。
その二 ゾーニング
太陽光、風の流れ、水の流れ、土地の形状、周辺環境、暮らし方、見え方、導き方など、多くの要素を読み、そして予測し、最良の答えを出す最も大切な段階。
その三 屋根掛け
雨雪、陽射しを目的に合わせてコントロールする。また同時に、屋根が内部空間をつくることも考慮して進める。この段階では同時に断面を思い描いていくことが大切。
その四 間取りと窓
間取りは空間を仕切るようにしてつくる。窓は柱間いっぱいに設ける。いずれにしてもグリッドの交点に建てた柱は動かさないことが肝心。
その五 動線と家具
居心地良い空間となるかどうかの重要ポイント。人の動き、くつろぎ方、暮らし方、視線、姿勢…、これらに対する想像力と経験値が問われる。
基本の型が、
設計にもたらすもの。
つくりやすさ
つくりやすい、ということ。構造的に無理がない。また経済的にも無駄がない。安定的に良質なデザインを短時間でまとめることができる。
美しさ
自然と建築が美しくなる。設計士や住宅デザイナーがなんとかして美しくする、のではない。完成した時にもし美しくなっていなければ、どこかで何かを間違えている。
わかりやすさ
わかりやすさは好かれやすさとも言える。デザインは人を喜ばせるもの。であればまず人に好かれなければならない。わかりにくい得体の知れないものは、デザインの目的を達せられない。
自由さ
この設計法はルールに縛られて自由さが犠牲になる、というのは誤解。俳句の五七五のように、ルールがありつつもそれに支配されない、というのが目指す境地。



